裁判長
「被告人は庭園の沼で生まれて育った生粋のイボガエルの分際で
事もあろうに魔法にかけられたスウェーデンの王子であると偽り
我らが王女をたぶらかした
ここまで異議無いね?!」
イボガエル
「噴水に座って靴下留めをあっしに投げたのは王女の方でございますぜっ!」
裁判長
「その証拠は無~いっ
いずれにせよ被告人を唐揚げの刑に処す」
王女(冷ややかに)
「許してあげて
テクは申し分なかったの
せめて市中引き回しの刑で、、、」
その時、王は言った
「甘いっ!輪唱三日間の刑だ!」
イボガエル
「それだけはご勘弁を!
“かえるの歌”の輪唱は2時間が限界でごぜえます。裁判長!せめてムニエルの刑で!」
裁判長(クッキーをもぐもぐさせながら)
「被告を
輪唱三日間の刑に処す」
1742年8月某日
ベルサイユ宮殿内の裁判所にて