山梨鐐平

シンガーソングライター

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11/18/2021

見上げるなれば、少々紫がかった真っ青の空。
そこに浮かぶは白い雲、灰色の雲、西の方には薄紅色の雲。
そう、そろそろ太陽は沈む準備を始めなければならなかったのでした。
時間は人の心をじっと見ています。
焦ったり急いでいれば、時間も早く進みます。
ゆったりしていれば、時間は進むのを忘れることもあるのです。
時間は気付かれないように、人の心と調和をしているのです。
さて、時間を無視して踊っているナポリの人々を眺めていた太陽はなかなか沈まず、お月様ときたら早々に顔を出し、太陽と並んで噴水公園を眺めておりました。
ナンネルの演奏は、止まることを知りません。

(つづく)