その頃、イザベル王妃のお部屋の奥の奥、そのもっと奥のお部屋のイタリアの小さな操り人形達は、アレッキーノをそれは心配しておりました。
パンタレオーネ氏「エホン、あー皆さん、今日もアレッキーノの無事をお祈りいたしましょう。」
スカラムーシュ「あれだけの大きな燕だ、もうロレーヌ辺りを飛んでる頃さ。」
ドンナ・ラウラ「そっちじゃないわ!お庭を越えていったんだから、ブルターニュの方へ向かっているはずよっ!」
ペルシャの王女「そのまま行ったら大西洋に出てしまうわ。」
ブリゲッラ「太陽の神よ・・・。」
ロザウラ「ねえ、フロリンド。私の足首も好き?」
フロリンド「足も首根っこも全部好きさ、結婚しておくれよ!」
サビオ博士「アレッキーノは勇気のある子だ、何が起こっても乗り越えて行く子だ!」
(つづく)