パンタレオーネ氏「ところでアレッキーノ、仲良く手をつないでいる、そちらの可愛らしい女の子をそろそろ紹介してくれてもよさそうなものだ。」
アレッキーノ「この子はヴァイオリニストのナンネルっていうんだ。僕達と同じ木から作られているんだよ。」
スカラムーシュ「ディーオ!(神よ)僕達の新しい家族だっ!」
アレッキーノ「ナンネルはフィレンツェのピオヴァーノさんのお店に居たのさ。でも本当はその前にナポリの小さな人形屋さんでも会っているし、だけど噴水公園でナンネルは突然消えちゃったんだ。」
サビオ博士「ちんぷんかんぷんですな。」
リッカルド「私が代わって説明いたします。」
パンタレオーネ氏「王子! 王子は我々の言葉が聴こえるのですか!?」
(つづく)