山梨鐐平

シンガーソングライター

◀ 戻る

7/25/2021

ポドゥアン先生、その時カンポ広場で少女がことさら声を低くして歌っていた、ナポリ民謡の様な歌が、私の頭から離れないのです。
それは、このような歌詩なのでございます。

おいら絵かきだぞう

風景を切り取っちゃうんだぞう

だけど絵の具ってやつはいつもわがまま

なかなか言うこと聞かないぞう

骨は折れるが仕方ない

それがおいらの運命ってもんさ

クレマティス
君はおいらといた頃あんまり食べない娘だった

パンと果物をちょっとくらい

あとはもうずっと抱き合っていた

ベッドの上の君ときたら

まあ良く歌うし泣いたもんだ

おいらのせいでね

クレマティス

好きだったんだ君のこと

(つづく)